飛騨変成帯(読み)ひだへんせいたい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「飛騨変成帯」の意味・わかりやすい解説

飛騨変成帯
ひだへんせいたい

岐阜県北部から富山県石川県福井県隠岐諸島にわたる地域に発達する広域変成帯片麻岩主体とし,結晶片岩(→片岩)や結晶質石灰岩(→石灰岩)を含む。一般に低圧高温型変成作用であったが,一部に藍晶石などを含むので,かなり高圧であったところもある。変成の時期は先カンブリア時代で日本最古の岩石とする説と,古生代末から中生代初めまでとする説が対立しているが,近年先カンブリア時代のものも含まれるという説が有力になってきた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む