養福寺(読み)ようふくじ

日本歴史地名大系 「養福寺」の解説

養福寺
ようふくじ

[現在地名]友部町大田町

松長山成就院と号し、天台宗本尊は十一面観音。寺伝によれば宝亀八年(七七七)徳一開基で、弘仁三年(八一二)慈覚大師本堂山門を建立したといい、応保元年(一一六一)宍戸家俊が七間四面の堂門を再建、宍戸氏の祈願所となる。江戸時代の朱印高二〇石、除地三石余で、末寺六〇余寺を有した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android