香芝市(読み)カシバシ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「香芝市」の意味・わかりやすい解説

香芝〔市〕
かしば

奈良県北西部,奈良盆地西端部の市。 1956年五位堂村,二上村,下田村,志都美村の4村が合体して香芝町となり,1991年市制。二上山の北東斜面と馬見丘陵の間を占める農村地帯で,第2次世界大戦前から農家の副業としての靴下製造や二上山山麓で採取される金剛砂原料とするサンドペーパーの生産で発展した。平野塚穴山古墳尼寺廃寺跡 (ともに国指定史跡) ,武烈天皇陵,凝灰岩浸食で生じた奇勝の屯鶴峰 (どんづるぼう) がある。交通の便に恵まれ大阪方面への通勤者も多く,宅地開発が著しい。 JR和歌山線,近畿日本鉄道大阪線,南大阪線,国道 165号線,西名阪自動車道が走る。市域の一部は金剛生駒紀泉国定公園に属する。面積 24.26km2。人口 7万8113(2020)。

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日本歴史地名大系 「香芝市」の解説

香芝市
かしばし

1991年10月1日:北葛城郡香芝町が市制施行
【香芝町】奈良県:北葛城郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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