香芝(読み)かしば

精選版 日本国語大辞典 「香芝」の意味・読み・例文・類語

かしば【香芝】

奈良県北西部の地名。葛下(かつげ)川の流域にあり、西は大阪府に接する。大阪市の衛星住宅都市。平成三年(一九九一市制

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デジタル大辞泉 「香芝」の意味・読み・例文・類語

かしば【香芝】

奈良県北西部の市。大阪府に隣接し、住宅地近郊農業金剛砂紙やすりや靴下製造業が盛ん。人口7.5万(2010)。

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改訂新版 世界大百科事典 「香芝」の意味・わかりやすい解説

香芝[市] (かしば)

奈良県北西部にある市。1991年市制。人口7万5227(2010)。奈良盆地西部に位置し,二上火山群の北東斜面を占める。中世には興福寺領の荘園に含まれ,鋳物の製造や金剛砂の採掘が発展する。古くから大阪と奈良を結ぶ交通の要地であり,現在も近鉄大阪線,南大阪線,JR和歌山線が走り,国道165号線,西名阪道路も通る。近年,大阪のベッドタウンとして人口が急増している。主産業は製造業で,農村工業として明治以降伸びた靴下工業,染色工業が特に盛んであり,金剛砂を利用したサンドペーパー製造,鋳物,プラスチックなどの工場も多い。二上山の北西にあるどんづる峰は,凝灰岩奇勝として県の天然記念物に指定されている。
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