駒形堂(読み)こまがたどう

精選版 日本国語大辞典 「駒形堂」の意味・読み・例文・類語

こまがた‐どう‥ダウ【駒形堂】

  1. ( 近代までは「こまかたどう」 ) 東京都台東区雷門二丁目、駒形橋西側にある堂。天慶五年(九四二平公雅(たいらのきんまさ)浅草寺(せんそうじ)造営のとき建立したといわれ、馬頭観音をまつる。江戸時代堂前吉原へ通う駒形の渡しがあった。
    1. [初出の実例]「金龍山を目当に、浅草川の二挺立、駒形堂(コマカタダウ)も跡になし」(出典浮世草子好色一代男(1682)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android