日本歴史地名大系 「駒羽根村」の解説 駒羽根村こまはねむら 茨城県:猿島郡総和町駒羽根村[現在地名]総和町駒羽根久能(くのう)村の西に所在。古代は馬の産地であったので地名が起こったと伝える。東と西は釈迦(しやか)沼(現在は水田)東枝と中枝。北と南は台地。村内各地に平地林が多く、現在は南部と東部に開発が進む。釈迦沼中枝を望む台地上に大橋(おおはし)A遺跡と大橋B遺跡があり、前者には縄文時代、後者には縄文時代と古墳時代の遺物が包蔵される。「東国闘戦見聞私記」によれば天文二三年(一五五四)に小山朝政が柳橋(やぎはし)城を攻め、駒羽根の勢力は柳橋城を援護している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報