駱駝色(読み)ラクダイロ

精選版 日本国語大辞典 「駱駝色」の意味・読み・例文・類語

らくだ‐いろ【駱駝色】

  1. 〘 名詞 〙 駱駝の毛の色。灰色がかった茶色。キャメル。
    1. [初出の実例]「ラクダ色とこげ茶とのどちらも地味な毛織のショールに肩をくるんで」(出典:くれなゐ(1936)〈佐多稲子〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

色名がわかる辞典 「駱駝色」の解説

らくだいろ【駱駝色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「くすんだ黄赤」としている。一般に、ラクダ科ヒトコブラクダフタコブラクダなどの毛皮のような淡い茶色のこと。ラクダは日本でも古くから知られていたが、色名として用いられるのは近代。英名キャメル(camel)の訳語として一般的に使われるようになった。かつて、冬の下着として「ラクダ色のシャツ」が定番となったが、現代ではあまり着用しない。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android