騙り(読み)カタリ

デジタル大辞泉 「騙り」の意味・読み・例文・類語

かたり【×騙り】

人をだまして金品を巻き上げること。また、その人。詐欺詐欺師。「騙りを働く」
[類語]詐欺ペテン

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精選版 日本国語大辞典 「騙り」の意味・読み・例文・類語

かたり【騙・衒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「かたる(騙)」の連用形名詞化 ) うまい事を言って人をだますこと。または、だまして金品などをとること。また、その人。
    1. [初出の実例]「工(たくみ)置捨の質物万の偽物、語(カタ)りに合(あわせ)敷金の付女房をよび、寺々の祠堂銀をかり集め分散にて済(すま)し」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)四)
    2. 「法律のよく行はるる政府に於ては国に罪人あれば之を捕へ夜盗、拐児(カタリ)強盗の如きも」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)

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