骨力(読み)こつりょく

精選版 日本国語大辞典 「骨力」の意味・読み・例文・類語

こつ‐りょく【骨力】

  1. 〘 名詞 〙 ( 書画などの骨法筆力の意で ) 芸術作品がもっている作者気迫及び力量。芸術作品にこめられている鑑賞者に訴える力。表現力
    1. [初出の実例]「全体の詩ひはすにて、骨力無し」(出典:詩学逢原(1763)下)
    2. [その他の文献]〔晉書‐王献之〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「骨力」の読み・字形・画数・意味

【骨力】こつりよく

書画の筆力。〔晋書王献之伝〕羲之の隷は、江左中(な)し。獻之の骨力は、ばず。而れども頗(すこ)ぶる媚趣り。

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