髄虫(読み)ズイムシ

デジタル大辞泉 「髄虫」の意味・読み・例文・類語

ずい‐むし【髄虫/×螟虫】

メイガ類の幼虫。主にニカメイガサンカメイガイッテンオオメイガ)の幼虫をいう。稲の髄に食い入り大きな害を与える。めいちゅう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「髄虫」の意味・読み・例文・類語

ずい‐むし【髄虫・螟虫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 昆虫類のうち主としてガの幼虫で、植物の茎や枝などに食い入って加害する幼虫の総称
  3. チョウ(鱗翅)目メイガ科に属するガの幼虫。特にイネの大害虫のニカメイガ、イッテンオオメイガの幼虫をさすが、多く前者についていう。いねのずいむし。めいちゅう。
    1. [初出の実例]「恐ろしい螟虫(ズヰムシ)襲撃に会った上」(出典:禰宜様宮田(1917)〈宮本百合子〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「髄虫」の解説

髄虫 (ズイムシ)

動物。メイガ科の昆虫で,草や木の茎や枝の中(髄)に潜入する幼虫の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android