病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「高アンモニア血症改善剤」の解説
高アンモニア血症改善剤
《ラクツロース製剤》
カロリール(佐藤製薬)
ピアーレ(高田製薬、日本化薬)
モニラック(中外製薬)
ラクツロース(興和、興和創薬)
ラグノス(三和化学研究所)
リフォロース(武田テバ薬品、武田テバファーマ、武田薬品工業)
《リファキシミン製剤》
リフキシマ(あすか製薬、武田薬品工業)
腸管でのアンモニアの吸収を抑制する作用がある薬で、ラクツロース製剤は高アンモニア血症に伴う精神神経症状、産婦人科手術後の排ガス・排便の促進、小児の便秘の改善などに使われます。リファキシミン製剤は肝性脳症における高アンモニア血症の改善に用いられます。
①過敏症状(
このような症状が現れたときは服用を止め、すぐ医師に報告してください。
また、下痢、吐き気・
①錠剤、シロップ剤、散剤、ゼリーがあって、病気や症状によって服用量や服用回数が違います。医師の指示を正しく守ってください。
②リファキシミン製剤はこの薬で過敏症をおこしたことのある人、ラクツロース製剤はガラクトース血症のある人にこの薬は使用できません。また、食後過血糖改善剤と併用すると副作用が強く現れることがあります。あらかじめ持病・アレルギー、使用中の薬などの有無を医師に報告してください。
③妊婦・現在妊娠している可能性のある人、母乳で授乳中の人などは、あらかじめ医師に報告してください。
④リファキシミン製剤では、尿が橙赤色になることがあります。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報