高尾街道
たかおかいどう
通称「高尾さん」とよばれる櫛形町穂見神社への参詣道。同社は天福元年(一二三三)一二月一五日銘の懸仏を蔵する古社だが、一般の信仰が盛んになるのは江戸時代になってからで、「甲斐国志」には「登拝ノ者多シ」とある。江戸時代の主要ルートは、今諏訪(現白根町)の渡船場(現開国橋付近)を渡って上今諏訪(現同上)で南西へ向かう現在の県道甲府―櫛形線から西に分れる。幕末の祭礼日にはここに市川代官所(現市川大門町)から人が派遣され、不逞な者の取締が行われた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
Sponserd by 