高島玄札(読み)たかしま げんさつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高島玄札」の解説

高島玄札 たかしま-げんさつ

1594-1676 江戸時代前期の医師,俳人
文禄(ぶんろく)3年生まれ。江戸にでて商家につとめたが,42歳で医師を開業する。俳諧(はいかい)を松永貞徳にまなぶ。貞門五俳哲のひとり。延宝4年死去。83歳。伊勢(いせ)(三重県)出身。名は玄道。著作に「誹諧抜書」,句集に「とくさ千句」(門人白鴎との両吟)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の高島玄札の言及

【玄札】より

…江戸前期の俳人。姓は高島。伊勢山田の人。1614年(慶長19)ごろ江戸に出て,日本橋南室町の商家に奉公したが,学問を好んで医と俳諧を業とするに至った。肥後守保科正之から五人扶持を賜ったとも伝える。徳元(とくげん)とともに草創期江戸俳壇の大立者で,貞門俳諧の地方普及に果たした功績は大きい。1674‐77(延宝2‐5)ごろ没。〈卯の花のおつるは風のおこり哉〉(《滑稽太平記》)。【乾 裕幸】…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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