高崎新田
たかさきしんでん
[現在地名]上越市港町一―二丁目・高崎新田
関川河口右岸(東岸)に位置し、対岸は今町。東は黒井村など、南は保倉川を挟んで春日新田。海岸部は現在直江津港。慶長年間(一五九六―一六一五)当地に福島城が築かれ、城下町も形成されて都市としての発展をみたが、廃城に伴い原野となった。福島城築城以前も集落の形成はなかったようで、文禄(一五九二―九六)頃の頸城郡絵図では黒井村の西、関川までは何も描かれていない。なお「梅花無尽蔵」長享二年(一四八八)一〇月一一日条に「黒井・中浜之間有
河」とあるが、この中浜は当地のこととされる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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