高手(読み)タカテ

デジタル大辞泉 「高手」の意味・読み・例文・類語

たか‐て【高手】

ひじから肩までの部分。たかうで。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高手」の意味・読み・例文・類語

たか‐て【高手】

〘名〙
① 肘(ひじ)から肩までの称。手首から肘までを小手というのに対する。人を縛りあげる時にいうことば。たかうで。〔饅頭屋本節用集(室町末)〕
浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)下「縄目に遭ひて〈略〉高手を許し羽交(はがひ)じめ」
② 高いところ。高いほう。
南方(1935)〈田畑修一郎〉「山の斜面では放牧牛が、ある奴はずっと高手に、他のある奴は下方に」

こう‐しゅ カウ‥【高手】

〘名〙 わざのすぐれて立派なこと。また、その人。〔医案類語(1774)〕
滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「成通卿ほどの高手(カウシュ)にもならねど」

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普及版 字通 「高手」の読み・字形・画数・意味

【高手】こう(かう)しゆ

名手。上手。〔詩品、上、晋の黄門郎張協〕淨にして累少なし。~風にして、實(まこと)に曠代の高手なり。

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