日本歴史地名大系 「高来神社」の解説 高来神社こうらいじんじや 神奈川県:中郡大磯町高麗寺村高来神社[現在地名]大磯町高麗高麗(こま)山(高麗寺山)に鎮座し、中央の大堂(だいとう)嶺の上宮、東の天照(てんしよう)山の白山社、西の毘沙門塔(びしやもんとう)嶺の毘沙門塔を併せて高麗三社(こうらいさんじや)権現という。東海道に面した南麓に下宮があり、拝殿・本殿などが建つ。祭神は神皇産霊尊・瓊瓊杵尊に応神天皇・神功皇后を配祀する。旧郷社。「北条記」によれば永正一六年(一五一九)北条氏綱が伊豆山(いずさん)権現に詣でた際、別当の般若(はんにや)院に縁起を尋ねたところ、同権現は高麗国より舟で渡海して高麗寺山上に鎮座し、その後同山へ移ったと答えたとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by