高滝神社(読み)たかたきじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「高滝神社」の意味・読み・例文・類語

たかたき‐じんじゃ【高滝神社】

  1. 千葉県市原市高滝にある神社。旧県社。祭神瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、別雷尊(わけいかずちのみこと)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)。天武天皇元年(六七二)の開創と伝える。承安年間(一一七一‐七五)賀茂大社を分祀。里見家、徳川家などの祈願所となる。賀茂明神。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「高滝神社」の解説

高滝神社
たかたきじんじや

[現在地名]市原市高滝

加茂かも鎮座。古くは賀茂明神とも称した。祭神は瓊瓊杵尊で、玉依姫命・別雷命を合祀。旧県社。社伝によれば、天武天皇元年(六七二)瓊瓊杵尊を祀り、高滝神と号したという。承安期(一一七一―七五)京都上賀茂社の分霊を勧請して合祀、賀茂明神と称したと伝える(市原郡誌)。「三代実録」貞観一〇年(八六八)九月一七日条に高滝神とあり、従五位下に叙せられる。もと粟又あわまた(現大多喜町)に鎮座していたが、中世頃現在地に移ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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