高遠記集成(読み)たかとおきしゆうせい

日本歴史地名大系 「高遠記集成」の解説

高遠記集成
たかとおきしゆうせい

上下編二巻

別称 高遠軍記 星野常富(号葛山)

成立 寛政元年自跋

分類 雑史

写本 高遠町高遠文庫・国立国会図書館・県立長野図書館丸山文庫

解説 著者は高遠藩世臣、諸職を経て郡代となり、のち側用人となる。上編は高遠城の築城、高遠家の興廃、千村内匠の守城と保科氏の逆心、武田氏高遠城攻略、仁科盛信の移住、織田家の下伊那諸城攻略、下編に武田方の高遠籠城と織田勢の城攻、高遠の攻防戦、落城と盛信の自刃、甲信の騒乱保科正俊の武功、小笠原氏の高遠保科攻め、城主の交代、鳥居家の改易に至るまでを記す。諸記・諸説に基づく編著である。

活字本 信濃史料叢書第四巻、蕗原拾葉第一一輯、新編信濃史料叢書第八巻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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