高風(読み)コウフウ

デジタル大辞泉 「高風」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふう〔カウ‐〕【高風】

すぐれた人格。りっぱな人柄。また、他人を敬って、その人格・人柄をいう語。「師の高風を慕う」

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精選版 日本国語大辞典 「高風」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふうカウ‥【高風】

  1. 〘 名詞 〙
  2. けだかいようす。すぐれた風格。また、相手の人格を敬っていう語。
    1. [初出の実例]「含毫振藻、式賛高風云爾」(出典懐風藻(751)秋日於長王宅宴新羅客〈山田三方〉)
    2. 「其高風卓識に於ても亦然か云ふと」(出典:薩長土肥(1889)〈小林雄七郎〉四藩政治)
    3. [その他の文献]〔夏侯湛‐東方朔画賛序〕
  3. 空高く吹く風。
    1. [初出の実例]「自亥刻計高風怒号」(出典:実隆公記‐文明七年(1475)八月六日)
    2. [その他の文献]〔曹植‐仙人篇〕

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普及版 字通 「高風」の読み・字形・画数・意味

【高風】こう(かう)ふう

すぐれた風格。晋・夏侯湛〔東方朔画賛〕先生の縣邑を覩(み)て、先生の高風を想ふ。

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