鬼塚古墳群
おにづかこふんぐん
[現在地名]唐津市神集島字鬼塚
神集島には前期・中期の古墳が一基ずつ島の東北部にあり、後期の古墳五基が中央頂上部にある。この後期のもののうち四基は一五メートル前後の間隔で集中して鬼塚古墳群を形成する。三基(二―四号)は盗掘や開墾によって破壊され基部を残すのみだが、一号墳は石室の原形を保っている。これはもと円墳であったが、長年月の間に封土は完全に流失しており、奥壁・西側壁・両袖石・天井部等が、すべて玄武岩の一枚石で築成されているところから、大正末期ドルメンが東進して来たものだといわれたことがある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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