魚棚(読み)なだな

精選版 日本国語大辞典 「魚棚」の意味・読み・例文・類語

な‐だな【魚棚】

  1. 〘 名詞 〙 漁網魚類などを干すため、海面に突き出して設けた、丸竹を並べて作った棚。垣出(かきだし)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「魚棚」の解説

魚棚
うおだな

[現在地名]吉田町魚棚

町人町の西部を占める。東はほん町と接し、西は河内かわち川と立間たちま川が合流して流れる河口に位置する。文久元年(一八六一)の古地図には「魚之棚」と記す。

街路に面して南北に広がる細長い地区で、北から一丁目・二丁目・三丁目に区画される。宝暦一一年(一七六一)の御町中役家数元帳によると、一丁目の家数一九軒、二丁目二二軒、三丁目二八軒となっている。一丁目には藩の御用商人で紙専売と結びつき、武左衛門一揆の時非難の対象となった法花(華)津屋三引家の居宅があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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