魚水(読み)ギョスイ

精選版 日本国語大辞典 「魚水」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐すい【魚水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 魚と水。主従夫婦などが魚と水のような深い関係にあることのたとえにいう。心の通った間柄。水魚。
    1. [初出の実例]「中大兄皮鞋随毬放落、大臣取捧、中大兄敬受之、自茲相善、倶為魚水」(出典家伝(760頃)上)
    2. [その他の文献]〔李白‐読諸葛武侯伝〕
  3. 魚のいる水。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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普及版 字通 「魚水」の読み・字形・画数・意味

【魚水】ぎよすい

水魚。親密な関係。〔三国志、蜀、諸亮伝〕是(ここ)に於て亮と好日に密なり。關・張飛等ばず。先之れを解いて曰く、(われ)の孔るは、ほ魚の水るがごときなり。願はくは君、復(ま)た言ふこと勿(なか)れと。

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