(読み)イサザ

デジタル大辞泉 「魦」の意味・読み・例文・類語

いさざ【×魦】

ハゼ科の淡水魚全長8センチくらい。琵琶湖特産で、主に秋、いさざ網とよぶ底引き網で漁獲し、すし飴煮あめになどにする。 冬》「道さむく量りこぼしの―踏む/青畝
シロウオ別名

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精選版 日本国語大辞典 「魦」の意味・読み・例文・類語

いさざ【魦】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 琵琶湖特産のハゼ科の淡水魚。全長は普通五~八センチメートル。体色は淡褐色。昼間は三〇メートル以深の湖底付近に大群をなしてすみ、夜間は表層近くに浮上して餌をとる。産卵期は四~六月で、湖岸の浅所へ来て石の裏面に産卵する。あめだき、佃煮などにする。いさだ。《 季語・冬 》〔俳諧・毛吹草(1638)〕
  3. 魚「しろうお(素魚)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  4. いさざあみ(魦醤蝦)」の略。

ちちふ【魦】

  1. 〘 名詞 〙 魚「いさざ(魦)」の異名。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「魦」の解説

魦 (イサザ)

学名Chaenogobius isaza
動物。ハゼ科の淡水魚

魦 (サメ)

動物。軟骨魚綱,板鰓亜綱に属する,エイ目を除く魚類総称

魦 (チチブ)

動物。ハゼ科の淡水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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