普及版 字通 「鰒」の読み・字形・画数・意味
鰒
20画
[字訓] とこぶし・あわび
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(ふく)。〔説文〕十一下に「魚なり」とあり、〔後漢書、伏隆伝〕「鰒魚」の〔注〕に郭璞の〔三蒼注〕を引いて、「鰒は蛤(はまぐり)に似て、にして石にく」、また「廣志に曰く、鰒、無くして殼り。一面石に附く。細孔雜雜、或いは七、或いは九」とみえる。また、あわびをいう。
[訓義]
1. とこぶし。
2. あわび。
3. さめの異名。
4. 国語では、ふぐをいう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕鰒 アハビ 〔字鏡〕鰒 アハセ・イカ・アハビ 〔字鏡集〕鰒 アハビ・フクベ
[熟語]
鰒魚▶
[下接語]
啗鰒・喜鰒・魚鰒・餉鰒
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報