鳥井博郎(読み)トリイ ヒロオ

20世紀日本人名事典 「鳥井博郎」の解説

鳥井 博郎
トリイ ヒロオ

昭和期の日本思想史家



生年
明治44(1911)年2月25日

没年
昭和28(1953)年11月20日

出生地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
東京帝大文学部哲学科〔昭和8年〕卒

経歴
昭和8年唯物論研究会に参加、ヘーゲル、唯物弁証法を研究。9年三枝博音編纂「日本哲学全書」の編集従事、検挙拘留中の14年応召、病気で除隊。16年「日本科学古典全書」を編集。戦後21年鎌倉アカデミー教授となった。著書に「明治思想史」「日本宗教思想史」「ディドロ」など。訳書ヘフディング「哲学としてのキルケゴール」、ヴェント「技術と文化」、ロック「デモクラシーの本質」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鳥井博郎」の解説

鳥井博郎 とりい-はくろう

1911-1953 昭和時代の日本思想史家。
明治44年2月25日生まれ。昭和8年唯物論研究会に参加。三枝博音(さいぐさ-ひろと)の「日本哲学全書」「日本科学古典全書」編集に協力し,唯物論の立場から日本宗教史,明治思想史,日本科学史を研究。戦後は鎌倉アカデミア教壇にたった。昭和28年11月20日死去。42歳。兵庫県出身。東京帝大卒。著作に「明治思想史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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