鳥屋に就く(読み)トヤニツク

デジタル大辞泉 「鳥屋に就く」の意味・読み・例文・類語

鳥屋とや・く

鶏が産卵のために、また、タカ羽毛が抜け替わるときに、鳥屋にこもる。
旅回り役者などが、次の土地に出発できないで宿屋にこもる。
遊女梅毒にかかって引きこもる。また、梅毒のために毛が抜けて薄くなる。
小塚原へ遣った女が―・いてきてゐるから」〈伎・覗機関

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精選版 日本国語大辞典 「鳥屋に就く」の意味・読み・例文・類語

とや【鳥屋】 に 就(つ)

  1. 鳥が羽の抜けかわるとき、一時、小屋にはいって餌(え)も食べなくなる。また、鶏などが産卵のために巣にこもる。
  2. 遊女が梅毒で床につく。
    1. [初出の実例]「二三度も塒(トヤ)に付た女郎でなければ」(出典洒落本・一目土堤(1788)一ト目堤弁呑屋鋪の宴)
  3. 芸人などが宿屋にこもる。芸人が病気などで家にこもる。

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