鳥鍋(読み)とりなべ

精選版 日本国語大辞典 「鳥鍋」の意味・読み・例文・類語

とり‐なべ【鳥鍋】

  1. 〘 名詞 〙 鳥肉季節野菜豆腐などを添えて、出し汁醤油・砂糖・味醂などで煮込んだ鍋料理
    1. [初出の実例]「『ハイ、お誂へ』と言ひながら、岡持の中より煮肴と鴨鍋(トリナベ)を出し」(出典人情本娘太平記操早引(1837‐39)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む