日本歴史地名大系 「鳳林院」の解説 鳳林院ほうりんいん 茨城県:東茨城郡美野里町竹原中郷村鳳林院[現在地名]美野里町竹原中郷 関町園部(そのべ)川の左岸、永福(えいふく)寺の南東約一キロにある。曹洞宗で万松山長林寺と号する。本尊は釈迦牟尼仏。寺伝によると応永年間(一三九四―一四二八)の開山で、文明一二年(一四八〇)多賀郡宮田(みやた)(現日立市)の大雄(だいゆう)院の二世永篤を中興開山とし、その末寺となった。慶安元年(一六四八)の徳川家光朱印状(鳳林院文書)によると、朱印地一〇石を新治(にいはり)郡田木谷(たぎや)村(現玉里村)に授与され、将軍交替ごとに朱印状を下付され、末寺三ヵ寺を有した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報