鳴塚古墳(読み)なるづかこふん

日本歴史地名大系 「鳴塚古墳」の解説

鳴塚古墳
なるづかこふん

[現在地名]大山田村鳳凰寺 相賀・轟

鳳凰寺ぼおうじ集落の東、高砂たかす川がつくる谷底平野にあり、後方丘陵には古墳群が続く。前方部を東へ向けた前方後円墳で、全長三七メートル、後円部径二一メートル、前方部幅二〇メートル、高さは後円部四・八メートル、前方部三・六メートル。墳丘は二段に築成され、葺石は認められるが埴輪の存在については不明。また周溝は水田地割から想定することは難しいが、かつて坊主ぼうず池があったとされ、周溝が存在した可能性もある。内部主体は、後円部中央に築かれ南へ開口する片袖式の横穴式石室で、全長九・二メートル、玄室が長さ四・四五メートル、幅一・六メートル、高さ一・九メートル以上。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android