鴛鴦の衾(読み)オシノフスマ

精選版 日本国語大辞典 「鴛鴦の衾」の意味・読み・例文・類語

おし【鴛鴦】 の=衾(ふすま)[=床(とこ)

  1. ( オシドリは雌雄仲むつまじいところから ) 婚礼の際に用いられた、オシドリの絵柄の付いた夜具。また、男女共寝のこともいう。鴛鴦(えんおう)ふすま。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「さゆるよにをしのふすまをかたしきてそでのこほりをはらひかねつつ」(出典:秋篠月清集(1204頃)百首)

えんおう【鴛鴦】 の 衾(ふすま)

  1. 仲むつまじい男女が共寝する夜具。鴛鴦被。
    1. [初出の実例]「鴛鴦衾空。向旧枕而湿袂」(出典本朝文粋(1060頃)一四・為重明親王家室四十九日願文〈大江朝綱〉)
    2. [その他の文献]〔陳子昂‐鴛鴦篇〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む