鵙目村(読み)もずめむら

日本歴史地名大系 「鵙目村」の解説

鵙目村
もずめむら

[現在地名]岩出山町池月いけつき 鵙目

北辺を東から南東に大きく曲流する江合えあい川右岸にあり、同川の段丘、および南西の丘陵部からなる。対岸北は上宮かみみや村。正保郷帳では雑木山と注され、田二三貫九八五文・畑六貫一六六文、ほかに新田五貫九五〇文。安永年間(一七七二―八一)には田三七貫三三三文・畑九貫七九七文で一円給所。人頭二一人、家数二三・男女都合一四三、馬三二。屋敷名は一三書上げられる。江合川沿いの里道は同川の洪水時には対岸を通る中山なかやま越出羽道の迂回路となった。用水は当村・下野目しものめ村など六村入会のしん堰によった(安永風土記)。また串柿の特産地としても知られる(封内土産考)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android