鵜川神社(読み)うかわじんじや

日本歴史地名大系 「鵜川神社」の解説

鵜川神社
うかわじんじや

[現在地名]高柳町高尾

黒姫くろひめ(八八九・五メートル)山頂手前、約八五〇メートルの位置にある。坪野つぼのより黒姫川を遡上して磯之辺いそのべへ至り、同地より字鬼殺おにころしを経て当社に至る。社前より山頂へ至る道と北へ黒姫峠・御滝おたき山への縦走路が分れる。社へは石段で通じ、境内には織物に携わる女人が奉納した黒姫神社の白旗が多くみられる。祭神の罔象女命は地の五行水徳の神ともいわれ、水分の神。


鵜川神社
うかわじんじや

[現在地名]柏崎市宮場町

鵜川の右岸にある。南西に隣接して琵琶島びわじま城跡がある。鵜川八幡宮・鵜川八社八幡あるいは単に八幡宮とも称した。八社八幡とあるのは、本社に八社大神と八幡大神を併殿することによる。祭神は鵜萱草葺不合尊・品陀和気尊。由緒によると、八幡大神は弘仁二年(八一一)当地に来住した八条殿が筑前国箱崎はこざき八幡宮(現福岡市)の分霊を受けて八社大神と併せ二殿とし、現社名は天明二年(一七八二)に吉田家から許可を受けるとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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