鷲ノ巣温泉(読み)わしのすおんせん

日本歴史地名大系 「鷲ノ巣温泉」の解説

鷲ノ巣温泉
わしのすおんせん

[現在地名]鳴子町大口

赤湯(あかゆ)温泉の南方、胡桃(くるみ)ヶ岳の山麓にある。享保八年(一七二三)の大口村肝入書上(「鳴子町史」所収)によれば、開湯は明応(一四九二―一五〇一)頃と伝え、享保年代の湯守は世襲の新助で、役本代六〇文を上納していた。湯銭は一人につき二〇文、木賃一泊一人一五文。享保一四年、同二〇年には川渡(かわたび)温泉と併せて上納役代を増額、湯守を肩代りしたいとの願書が、それぞれ仙台城下の商人、大口(おおくち)村の組頭・百姓たちから出されているが、いずれも却下されている(鳴子町史)。「封内風土記」によれば冷湯で中毒・皮癬および諸瘡に効能があるという。小宮山昌秀の「浴陸奥温泉記」(文政一〇年)には「大口村モ終レバ鷲栖村アリ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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