20世紀日本人名事典 「鷹山宇一」の解説
鷹山 宇一
タカヤマ ウイチ
- 生年
- 明治41(1908)年12月10日
- 没年
- 平成11(1999)年10月25日
- 出身地
- 青森県上北郡七戸町
- 学歴〔年〕
- 日本美術学校洋画科〔昭和5年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 東郷青児賞〔昭和41年〕「海と貝殻」,七戸名誉町民〔平成2年〕
- 経歴
- 旧制・青森中時代に棟方志功、松木満史らの青光画社に参加。昭和2年に上京。5年版画で二科展初入選。14年美術文化協会創立に参加。20年二科会会員となり中心メンバーとして活躍、のち名誉理事。東京美術学校教授もつとめた。平成6年青森県・七戸町に町立鷹山宇一記念美術館が開館。戦前はシュールレアリスムを追求した木版画を、戦後は油彩を中心に花やチョウなどをモチーフに幻想的な作品を手掛けた。作品に「都会風景」「荒野の歌」「海と貝殻」など、著書に「鉛筆画の描き方」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報