日本歴史地名大系 「鹿野園古墳群」の解説 鹿野園古墳群ろくやおんこふんぐん 奈良県:奈良市都南地区鹿野園村鹿野園古墳群[現在地名]奈良市鹿野園町・古市町奈良市の南方、高円(たかまど)山の丘が平野に向かって延びる一尾根上、護国(ごこく)神社付近を中心として前方後円墳一、方墳二、円墳一〇基余りで、小規模の群構成をなしている。そのうちの四基は、すでに護国神社造営の際破壊された。いずれも横穴式石室を有し、馬具・鉄鏃・須恵器・土師器が出土している。群中唯一の前方後円墳の車塚(くるまづか)(狐山)は全長三五メートル余り、周囲に幅五メートル余りの環濠をもつ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by