麋角羊歯(読み)ビカクシダ

デジタル大辞泉 「麋角羊歯」の意味・読み・例文・類語

びかく‐しだ【×麋角羊歯】

ウラボシ科の常緑多年生のシダ。小さい塊状の根茎腎臓形栄養葉が覆う。その中心から長さ30~40センチの胞子葉を出し、二また状に繰り返し裂けて形がおおじかの角に似る。熱帯に産し、日本には明治初期に渡来温室で栽培され、ヘゴに着生させて吊り鉢にする。

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精選版 日本国語大辞典 「麋角羊歯」の意味・読み・例文・類語

びかく‐しだ【麋角羊歯】

  1. 〘 名詞 〙 シダ類ウラボシ科の常緑多年草。東南アジア太平洋諸島、オーストラリア原産で、明治初年に渡来し、観葉植物として温室栽培される。栄養葉は根をおおい腎臓状円形で縁は波状。胞子葉は白緑色で長く下垂する。近年、本種に類似した種が導入され、それらもこの名で呼ばれることがある。和名は、叉状に裂けた胞子葉の形が「麋(び)オオジカ)」の角に似ていることによる。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「麋角羊歯」の解説

麋角羊歯 (ビカクシダ)

学名Platycerium biurcatum
植物。ウラボシ科の常緑多年草

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