麻薬探知犬(読み)まやくたんちけん(英語表記)drug detector dog

日本大百科全書(ニッポニカ)「麻薬探知犬」の解説

麻薬探知犬
まやくたんちけん
drug detector dog

空港で麻薬の密輸摘発に従事するイヌをいう。ピストルなど銃器の密輸は金属探知機で防止できるが、麻薬の摘発のためにはイヌの嗅覚(きゅうかく)が利用されるようになった。日本では1979年(昭和54)に、アメリカで訓練されたゴールデンレトリバー2頭が登場した。1981年に国内犬の麻薬探知犬認定第1号シェリー号(ジャーマンシェパード)が登場、1987年には日本国内での育成・訓練の拠点として、東京税関に麻薬探知犬訓練センター(千葉県成田市)が開設された。2006年10月現在では、全国の空港および港などの税関、国際郵便局などで、約100頭の麻薬探知犬が活躍している。探知犬としては品種は問わないが、訓練途中で多くのものが失格するといわれる。現在用いられているのはジャーマンシェパード、ラブラドルレトリバー、ゴールデンレトリバーなどである。なお、麻薬探知犬には、麻薬類の入った貨物をひっかいて知らせるアグレッシブ・ドッグagressive dogと、入国検査場で旅客の携帯品や身辺に隠された麻薬を察知するとその場に座って知らせるパッシブ・ドッグpassive dogがいる。

[増井光子]


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デジタル大辞泉「麻薬探知犬」の解説

まやくたんち‐けん【麻薬探知犬】

麻薬を探知するよう訓練された犬。アグレッシブドッグとパッシブドッグの2種類がある。アグレッシブドッグは貨物の中の麻薬を探知し、引っかいて係員に知らせ、パッシブドッグは旅行者が身につけている麻薬を探知し、その場に座って知らせる。犬種はシェパードラブラドルレトリバーなどが使われる。日本では昭和54年(1979)から税関に導入。

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