黄金目貫(読み)コガネメヌキ

精選版 日本国語大辞典 「黄金目貫」の意味・読み・例文・類語

こがね‐めぬき【黄金目貫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 刀の柄の留め釘の上につける菊の花の形をした純金の飾り。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. ( 花の形が、刀の目貫の模様に似ているところからいう ) 植物かんぎく(寒菊)」の異名
    1. [初出の実例]「冬のきくにとりては、こがねめぬきせうじゃう、雨をおびたるぬれ菊、ゑんなうぎくもさひたり」(出典:狂言歌謡・虎明本菊の舞(室町末‐近世初))
  4. 植物「みやこぐさ(都草)」の異名。〔物類品隲(1763)〕
  5. 植物「りゅうのうぎく(龍脳菊)」の異名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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