都草(読み)ミヤコグサ

デジタル大辞泉 「都草」の意味・読み・例文・類語

みやこ‐ぐさ【都草】

マメ科の多年草山野に生え、茎は細くて地をややはい、葉は3枚の楕円形小葉と2枚の托葉とからなる複葉。春から夏にかけ、黄色い蝶形の花を開く。豆果は熟すと裂けて小さい豆を飛ばす。こがねぐさ。きれんげ。みやこばな。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「都草」の意味・読み・例文・類語

みやこ‐ぐさ【都草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. マメ科の多年草。各地の路傍などに生える。茎は地表をはって横に延びる。葉は三出複葉で小葉は楕円形または倒卵形で長さ約一センチメートル。葉柄の基部に小葉とほぼ同大の一対の托葉がある。春から夏にかけ、葉腋から長い花柄を延ばし、黄金色の蝶形花を一~三個輪状につける。豆果は線形で長さ約一・五センチメートル。漢名、牛角花・百脈根。こがねばな。きれんげ。えぼしぐさ。みやこばな。《 季語・夏 》 〔大和本草(1709)〕
  3. 植物まつ(松)」の異名
    1. [初出の実例]「門ことにかざるやはなのみやこ草〈宗政〉」(出典:俳諧・小町踊(1665)春)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「都草」の解説

都草 (ミヤコグサ)

学名Lotus corniculatus var.japonicus
植物。マメ科の多年草,園芸植物

都草 (ミヤコグサ)

植物。カタバミ科の多年草,薬用植物。カタバミの別称

都草 (ミヤコグサ)

植物。マツ科マツ属の常緑高木の総称。マツの別称

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