最新 地学事典 「黒曜石原産地」の解説
こくようせきげんさんち
黒曜石原産地
obsidian source
先史時代の石器石材として重要な黒曜岩は,石材名として黒曜石が広く使用される。その原産地は,北海道の白滝・置戸・十勝,青森県の深浦,秋田県の男鹿,栃木県の高原山,静岡県の箱根・天城,伊豆七島の神津島,長野県の八ヶ岳・霧ヶ峰・和田峠,島根県の隠岐,大分県の姫島,および佐賀県の腰岳などが知られている。原産地には大規模な遺跡群が立地することが多い。黒曜石は原産地ごとに微量元素に違いがあることが知られており,蛍光X線分析法などによって原産地推定が広く行われている。
執筆者:中村 由克
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

