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霧ヶ峰 キリガミネ

百科事典マイペディアの解説

霧ヶ峰【きりがみね】

長野県諏訪市北部の高原状火山。車山(1925m)を主峰とする楯(たて)状火山で,標高1800m内外の草原が広がる。八島ヶ池,踊り場などの湿地に湿原植物群落(天然記念物)があり,高山植物も多い。
→関連項目湿原諏訪[市]日本百名山和田峠

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世界大百科事典 第2版の解説

きりがみね【霧ヶ峰】

長野県中央部,諏訪湖の北にある車山(1925m)を主峰とする楯状火山および西部から北西部一帯にひろがる高原をさしていう。標高1500m内外の広大な高原は明治以降毎年火入れをして地元住民の牧場として利用されてきたが,昭和初期にグライダー練習場,スキー場として開発され,第2次大戦後観光地化が進んだ。富士山,八ヶ岳木曾山脈飛驒山脈赤石山脈などの眺望がよく,ニッコウキスゲなど植物が豊富である。また高原の北部には,七島八島(ななしまやしま)と呼ばれる標高1665mの高層湿原があり,天然記念物に指定されている。

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大辞林 第三版の解説

きりがみね【霧ヶ峰】

長野県中央部、諏訪すわ湖東方の車山西側一帯の高原。海抜約1700メートル。一面なだらかな草原で、高層湿原植物群落がある。冬季はスキー場。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長野県〕霧ヶ峰(きりがみね)


長野県中央部、諏訪(すわ)湖の北東に広がる高原状の溶岩台地。標高1500~1900mのなだらかな起伏があり、車(くるま)山(標高1925m)・鷲ヶ峰(わしがみね)(同1798m)などのピークがある。深田久弥(ふかだきゅうや)「日本百名山」の一つ。八ヶ岳中信(やつがたけちゅうしん)高原国定公園の中心に位置し、八島(やしま)ヶ原湿原・踊場(おどりば)湿原・車山湿原などの湿原には湿原植物が茂り、天然記念物に指定。ビーナスラインが北の美ヶ原(うつくしがはら)と南の蓼科(たてしな)山を結ぶ。ハイキング・キャンプ・スキーなどの好適地で、各種観光施設が立地。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

霧ヶ峰
きりがみね

長野県中央部、諏訪(すわ)湖北東方にある高原。八ヶ岳(やつがたけ)中信高原国定公園の一中心地で、最高峰車山(くるまやま)(1925メートル)を中心に、標高1600~1800メートルの一大草原が波浪状に展開している。この草原は地元市町村の放牧地であった。起伏の間の低地には八島ヶ池(やしまがいけ)、鎌ヶ池(かまがいけ)などもあり高層湿原地帯として有名。高原一帯には数百種もの草木があるといわれるが、とくにニッコウキスゲの大群落は高原の名物。7月中~下旬の見ごろは壮観である。また、湿原に湿原植物群落があり、なかでも八島ヶ原湿原は日本の典型的高層湿原といわれ、ミズゴケ類が多く泥炭層が厚く堆積(たいせき)し、国指定天然記念物になっている。この近くには鎌倉時代、関東・信濃(しなの)の武士たちが狩猟を競い、互いに武技を競い合った場所である旧御射山(もとみさやま)遺跡もある。強清水(こわしみず)近くの丘陵上には1933年(昭和8)日本初のグライダー格納庫が建設され、今日までとぎれることなくグライダー飛行が続けられている。車山の後ろ斜面は夏はパラグライダー訓練地、冬はスキー場になる。また、高原の北端和田峠付近は、石器時代の石鏃(せきぞく)の材料になった黒曜石が出る。長野県の代表的山岳観光道路ビーナスラインが高原上を走っている。上諏訪駅からバスが通じ、車山―沢渡(さわたり)―旧御射山―八島ヶ原湿原―鷲ヶ峰(わしがみね)―和田峠のハイキングコースがある。[小林寛義]

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