鼓脹症(読み)こちょうしょう

百科事典マイペディアの解説

鼓脹症【こちょうしょう】

ウシ,ヒツジなどの反芻(はんすう)動物の家畜に起こる病気。青草などの発酵性飼料を過食した際,第一胃内にガスが膨満し反芻停止,呼吸困難などの症状を示すもの。胃洗浄植物油シリコン内服による制酵・消泡,開腹による第一胃切開などを行う。鼓脹症が何回も繰り返して起こる慢性型のものは,種々の消化器病によるもので,原疾患の治療が必要。
→関連項目放牧

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世界大百科事典 第2版の解説

こちょうしょう【鼓脹症 bloat】

ウシが,水分の多い牧草,収穫直後の穀物などを短時間のうちに摂取したり,発酵しやすい飼料や泡立ちやすい組成の牧草を多食すると,第1胃内で大量の炭酸ガスメタンガスなどが生産され,第1胃が拡張したり,第1胃内産生ガスを口内へ逆出する噯気(あいき)(げっぷ)の障害によって,ガスが蓄積する状態で,反芻(はんすう)停止,呼吸困難などの症状を示す。治療は胃洗浄,植物油やシリコンの内服による制酵・消泡,開腹による第1胃切開などを行う。

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