日本歴史地名大系 「鼻節神社」の解説 鼻節神社はなぶしじんじや 宮城県:宮城郡七ヶ浜町花淵浜鼻節神社[現在地名]七ヶ浜町花淵浜太平洋に突出した字垂水(たれみつ)に鎮座。祭神猿田彦命(「日本総国風土記」は多力雄命とする)、旧村社。孝安天皇の代に、岐神(ふなどのかみ)として猿田彦命を花淵浜(はなぶちはま)吼坊(こうぼう)ヶ崎に勧請して創建したと伝え、「日本総国風土記」や「残篇風土記」によると、舒明天皇二年に鼻節神社に初めて圭田四三束を奉り神事を行ったとある。また鼻節大明神之御縁起(遠藤宗久家蔵)には宝亀元年(七七〇)、社殿がたびたび潮風に侵され破損するので吼坊ヶ崎より垂水に移したとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by