怒濤(読み)ドトウ

デジタル大辞泉 「怒濤」の意味・読み・例文・類語

ど‐とう〔‐タウ〕【怒×濤】

荒れ狂う大波。また、はげしい勢いで押し寄せるようすのたとえ。「逆巻く怒濤」「怒濤のごとく進撃する」
[類語]大波高波波濤荒波激浪波浪さざ波白波逆波津波土用波うねり小波男波女波余波徒波あだなみ逆浪げきろう横波海嘯夕波波頭なみがしら波頭はとう波の花波間

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精選版 日本国語大辞典 「怒濤」の意味・読み・例文・類語

ど‐とう‥タウ【怒濤】

  1. 〘 名詞 〙 いかり狂うような大波。はげしく打ちよせる波。また、比喩的に大きな影響力をもつ時代の激しい流れ。
    1. [初出の実例]「怒濤凝跡駐沙凹、花落不萎雪不消」(出典:済北集(1346頃か)六・漚)
    2. 「この世界は、如何なる歴史の怒濤(ドトウ)も呑み得ず」(出典:金槐集に就いて(1946)〈加藤周一〉)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐憶昔行〕

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普及版 字通 「怒濤」の読み・字形・画数・意味

【怒濤】どとう(たう)

荒波。大波。清・康有為日本に過(よぎ)り~大隈・犬養を懐(おも)ひ、寄呈す〕詩 夷吾(いご)(管仲)出でずんば、生を(いかん)せん 問取す、木堂、嘉樹るかと 里東歸して、見る事を得ず 雲冥冥(めいめい)として、怒濤たふ

字通「怒」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「怒濤」の解説

怒濤

加藤楸邨句集。1986年刊行(花神社)。1987年、第2回詩歌文学館賞(俳句部門)受賞

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