龍津寺(読み)りゆうしんじ

日本歴史地名大系 「龍津寺」の解説

龍津寺
りゆうしんじ

[現在地名]静岡市羽鳥

国道三六二号の北方谷間にある曹洞宗寺院。山号は万年山、本尊大日如来。今川義忠娘(氏親姉)で正親町三条内大臣実望妻(龍津寺殿)の菩提所として創建される。天文九年(一五四〇)五月三日、実望の子息公兄が服織はとり郷内の山屋敷や「森上・拾石嶋」の寺領安堵し、境目開発を命じている(「正親町三条公兄判物写」駿河志料)。今川義元は同一二年四月一〇日に禁制と寺領安堵の判物を与え、翌年一一月二九日には鳥導長鯨から竜波への住持職相承を安堵している(駿河志料)。天正一〇年(一五八二)一〇月に長鯨の筆になる当寺の什物目録(同書)が作成されており、それによれば、当時の本尊は薬師十二神で、山号は福寿山である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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