カポシュバール(読み)かぽしゅばーる(英語表記)Kaposvár

デジタル大辞泉 「カポシュバール」の意味・読み・例文・類語

カポシュバール(Kaposvár)

ハンガリー西部の都市。カポシュ川沿いに位置する。交通の要地で、農産物集散地。第二次大戦後に工業化が進み、製粉製糖醸造などの食品工業が盛ん。カポシュバール大学、チキゲルゲイ劇場が立地。後期印象派の画家リプル=ローナイ、ハンガリー動乱首相を務めた政治家ナジ=イムレの生地カポシュワール

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カポシュバール」の意味・わかりやすい解説

カポシュバール
かぽしゅばーる
Kaposvár

ハンガリー南西部、ソモジ県の県都。人口6万8697(2001)。カポシュ川上流の丘陵地に位置し、この地方の農畜産物の集散地となっている。第二次世界大戦後の工業化計画によって、食品繊維工業勃興(ぼっこう)した。後期印象派のハンガリー人画家リプル・ローナイRippl-Rónai Józef(1861―1927)の生誕地。

[古藤田一雄]

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