旺文社世界史事典 三訂版 「ヘラクレイオス(1世)」の解説
ヘラクレイオス(1世)
Herakleios Ⅰ
ビザンツ皇帝(在位610〜641)
フォカス帝を廃して即位し,ヘラクレイオス朝をおこした。ササン朝からシリア・エジプトを奪回(622〜30),軍管区制(テマ制)を採用,ギリシア正教と単性説との和解に努力。晩年はイスラーム勢力によりシリア・メソポタミア・エジプトを奪われた。またこの時代帝国の公用語はラテン語からギリシア語に代わった。
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