ヴェイヨ・V.V. メリ(英語表記)Veijo Väinö Valvo Meri

20世紀西洋人名事典 の解説

ヴェイヨ・V.V. メリ
Veijo Väinö Valvo Meri


1928.12.31 -
フィンランド作家
カレリア地方ヴィープリ生まれ。
大学では歴史学を専攻、父は将校で、ソビエト・フィンランド戦争を目撃した事がきっかけで、戦争小説を書くようになる。1957年戦場下の兵士が人間的希望を抱く事により悲劇に至る過程をユーモラスに描いた「マニラ麻縄」を発表、「新小説」の世界を展開し、同年文学国家賞受賞、国際的に名声を得る。他に「1918年のできごと」(’60年)、「基地」(’64年)、’73年度北欧文学賞受賞の「軍曹息子」(’71年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android