下多久村(読み)しもだくむら

日本歴史地名大系 「下多久村」の解説

下多久村
しもだくむら

[現在地名]多久市南多久町みなみたくまち下多久

現多久市のほぼ東南部、南方から西方にかけておにはな山山系が走る。この山間部に花祭はなまつり村・長尾ながお村があり、東北の平坦部は水田地帯を形成し、この一帯を下多久村と称する。

慶長絵図に「下多久 高二千八百四十五石三斗五升四合四勺」とある。この下多久は現南多久町のほぼ全域を示している。「丹邱邑誌」の「郷村」に「下多久村・長尾村・横山村・多々良村・後野村・牟田辺村・多久原村・桐野村・岸川村・篠原村、以上十村ハ古ハ下多久庄ト云」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android