原の遺跡(読み)はるのつじいせき

日本歴史地名大系 「原の遺跡」の解説

原の遺跡
はるのつじいせき

[現在地名]芦辺町深江 鶴亀触、石田町石田西触

壱岐島の南東部にある旧石器時代、弥生時代前期後半から終末期、さらに歴史時代にわたる遺跡。国指定特別史跡。幡鉾はたほこ川下流の平地に南から延びた台地を中心にみられる遺跡群で、大正期から遺跡の存在が知られていたが、昭和二三年(一九四八)東亜考古学会による調査をはじめ、同二六年・同二八年・同四九年・同五〇―五二年・平成三―一一年(一九九一―九九)など今日まで継続して発掘調査が行われている。旧石器時代の遺物では台形様石器やナイフ形石器、石核などが層位的に検出される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android